DENTAL MATTERS

01. 入れ歯

特徴

• 取り外し可能：部分入れ歯と総入れ歯の2種類があります。部分入れ歯は一部の歯を補うもので、総入れ歯は全ての歯を補うものです。

メリット

• 経済的：他の治療法に比べて安価です。
• お手入れが簡単：自宅で簡単に取り外して清掃が可能です。
• 作り直しがしやすい：歯を削るなどの準備が少ないため、新しく作り直すことが容易です。

デメリット

• 安定性・精度の問題：動きやすく、食事中に違和感を感じることがあります。誤差を生じやすく、完成後に何度かの調整が必要です。
• 取り外しの問題：自分でつけ外しをして使用することが煩わしいと感じることがあるかもしれません。
• 金具が必要：部分入れ歯の場合金具で入れ歯を固定します。歯がない部分より大きく歯茎を覆うことも多く、違和感を感じることがあります。
• 寿命が短い：数年ごとに調整や新しいものへの交換が必要です。お口の中の状態によりますが4～5年が平均的な寿命です。

※上記のデメリットは材質や設計を変えることで改善することがあります。

02. ブリッジ

特徴

• 固定型：失った歯の両側の健康な歯を削り、それらを支えとして人工の歯を固定する治療法です。

メリット

• 安定性：入れ歯よりも固定がしっかりしており、かみ心地が良いです。
• 見た目が自然：入れ歯よりも自然な見た目になります。

デメリット

• 健康な歯の削除：支えとなる歯を削る必要があります。支えにする歯に負担がかかります。
• 歯の健康に影響：ブリッジの下の歯茎が減りやすく、歯垢が溜まりやすくなります。
• 寿命：寿命は10年程度とされていますが、支えの歯の状態によっては早期の交換が必要となることがあります。
• 金属の使用：支えの歯などに金属のかぶせ（銀歯）を利用するため見た目が悪いことがあります。

※上記のデメリットは材質や設計を変えることで改善することがあります。

03. インプラント

特徴

• 人工歯根を埋め込む：チタン製のインプラントを顎骨に埋め込み、その上に人工歯を装着する治療法です。

メリット

• 自然な感覚：固定されているため、自分の歯に近いかみ心地や見た目が得られます。
• 長寿命：適切なケアを行えば、非常に長持ちします（10年以上、場合によっては一生涯）。
• 骨の保護：顎骨にインプラントを埋め込むことで、骨の吸収が抑制されます。

デメリット

• 費用が高い：保険が適用されないため、他の方法と比べ高額です。
• 手術が必要：手術が必要であり、治療期間が長いです。また、持病や骨の状態により治療ができない場合もあります。
• 感染リスク：手術に伴う感染リスクや、インプラント周囲炎（インプラントの周りに炎症が起きる状態）になる可能性があります。